2011年9月1日木曜日

9月1日













今日は8時半にホテルを出て岩手県立美術館に向かいました。
少し雨模様
到着して美術館に内線を繋いでもらっていたら、玄関に学芸員の濱淵さんと参加作家の木村崇人さんが赤いTシャツ姿で向かえてくれた。
昨日の夕方5時に山梨を出発してくれたらしい。
お疲れさまでした。

搬入を直ぐに開始。
緩やかなカーブのあるホールが100m近くあるらしい。
天井も高く非常に綺麗な美術館だ。

それでも高橋さんの作品を出したり、ワークショップ台など出すと窮屈になってしまい、吉澤さんの20Mのワークショップ用の紙の置き場に困ってしまった。
すると濱淵さんが立てたらどうでしょうか?と言ってくれたので、それは初めての設置のしかたなので取り入れる事にした。
なかなか面白くなりました。
しかし搬入人数が多い日限定ですね。

木村君は外で旅の途中でお休みしていたジャイロ自転車の修理をしてくれていた。
溶接、切断。
2時間程度で修理完了
残り5日間 完璧な作品で巡回できます。

それとガリバーの目となる作品も登場 写真にもありますが 大きな鏡を覗き込み
擬似的に巨大な頭の人の目のサイズで世界を見られる作品です。

この作品によって人を見ると手前と奥がぐーんと伸びた感じで見られます。
ジャイロ自転車もそうですが、体験しないと面白さが伝わりませんので、一度体験して頂きたいものです。

今日のお客さんで印象深かったのは、被災されてしまった中、図書館のネットでこのデイリリーアートサーカスを2ヶ月前に知り、迷ったらしいのですが雨の中お子さんと3人で見に来て下さいました。
そんな方々の声を聞くと、続けたい気持ちがまた強くなります。
お豆腐屋を営まれていたらしいのですが今回の津波で仕事場を失ってしまったらしいのですが、12月を目処に再開なさると聞き、こんにゃくのパッケージの色が3色並んで綺麗な配色を聞かれたので、お手伝いになるならとデイリリーメンバーの声をかけ、綺麗な配色のパッケージデザインがご提案できないかという話になりました。

旅して終わってしまうデイリリーアートサーカスがまた少し違ったかたちで、この地で花を咲かせるとしたらこんな嬉しい出会いはありません。


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