2011年9月1日木曜日

8月31日










盛岡市中央公民館

この日は盛岡市の中央公民館で展示を行いました。日本最大の公民館!だそうです。
江戸時代は南部氏の屋敷だったという別館をワークショップに使用し、併設された庭園にバボットや絵画作品を展開しました。

午前中は岩手大学教育学部付属小学校の児童120人を招待し、ワークショップを開催。
40人ずつに分かれてもらい時間を区切って行ったので少し駆け足気味でしたが、みんながんばってお手紙を書いてくれました!

お昼は地元で有名なパン屋さんのパンをいただき小休止。
気がつくと小雨が降っていて雨の日本庭園とバボットに風情を感じていたのですが、
それもつかの間、豪雨に変わってしまいました。
バボットは発水性の生地なので雨には強いのですが、電気系統がダメージを受けないように一時避難させます。
雨天での作業といえば、滋賀県の琵琶湖沿いにあるなぎさ公園や茨城県ひたちなか市の会場が思い出されますが、いずれも小雨だったりすぐにやんだりで、だましだまし展示を行うことができました。しかし今回はさすがに続行が難しく、撤収作業に移ります。スタッフもすぐに全身ずぶ濡れです!

濡れたバボットはそのまま箱にしまえないので、屋根のあるところで数個ずつ膨らませながらタオルで拭いてやりました。動物のバボットを拭いていると飼育員になったような気分です。そういえばこんなに大きなものを拭くことってあんまりないですね。新鮮。
そんなこんなで結局トラックに乗り込んだのはいつもどおりの時間になりました。

今回の会場である盛岡市中央公民館は、被災地の子供たちに絵本を届けるプロジェクト「3.11絵本プロジェクトいわて」の拠点になっていて、公民館内には整理中の本が山積みにしてありました。絵本を運ぶ専用のトラックも見せていただきましたが、サイドから本を取り出せるようになっており、まさに移動図書館です。
東北に入ってから、被災地の方のためにいろいろな形で動いていらっしゃる方に出会います。
夕食のときも岩手の会場をコーディネートしてくださった方々からお話を聞くことができました。いい夜でした。

written by 地主林太郎(Jinushi Rintaro)

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