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2011年9月6日火曜日

9月6日
























今日は七ケ浜汐見小学校です。

いよいよ最終日どんな場所だったのか。
一言 凄い 子供達には休み時間を使って体験して頂きましたが、休み時間のため先生が来ないため無法状態で大はしゃぎです。
ログハウスが上下し、コングは「コングマッチョ」と勝手な呼び名がついて、顔は変形し飛び込まれたり。

始まる前からドア越しに子供が何が起こるのか興味津々で、子供達の期待度を感じました。

現在、宮城の国見インターの無線LANを使っての最終日を内容をお届けしたいのですが、充電ががが

一旦写真をアップしておきます。

子供達の歓喜はyoutubeでご覧下さい。

9月5日












王余魚沢倶楽部(旧王余魚沢小学校)

今日の会場は山間にある廃校になった小学校を改装した施設です。りんご園を見渡せるカフェ(カレーが美味しい!)があり、アーティストが滞在制作を行う事も出来ます。
アートサーカスは体育館を利用して、展示させていただきました。

5日ほど前に急遽決まった場所だったのですが、前日の南郷の会場に来た人のツイートを見て興味を持たれた方や、近くに住むご夫婦が来てくださり、ゆっくりと展示を楽しんでいただく事ができました。

また、滞在中のアーティストのお話も聞けました。何十年も青森のりんご園に住むフクロウをモチーフに作品を制作されている方で、アトリエの中にはフクロウの写真やオブジェがあふれています。りんごを模したフクロウの起き上がり小法師がかわいくて、僕も一つ購入しました。地元の農家や学校ととタイアップした展開を検討中だそうです。
こういう地元の作家とアートサーカスが一緒にやれる形があれば面白いですね。

written by 地主林太郎(Jinushi Rintaro)

2011年9月4日日曜日

9月4日








八戸市立南郷公民館
今日の会場は宿泊したバンガローと同じ敷地内にある施設で、移動距離はほぼゼロ。ありがたいです。朝、会場前に車をつけると、市役所の方やボランティアスタッフの方がすでに待っていてくださいました。

今日は朝から晴天で、設置作業を終え昼食を食べに外に出ると…暑い。ここ最近涼しかったのですが、夏が戻ってきたようです。
僕は昨日より暑く感じたのですが、地元の方は昨日のほうが湿気があって過ごしづらかったとのこと。たしかに今日はからっとしていて蒸し暑いという感じではありませんでした。汗もすぐ乾きます。東京とはだいぶ違いますね。

道すがら町内放送が聞こえてきて、昨日に続いてデイリリーのことに触れられているのを聞けました。八戸の市街でもデイリリーのチラシがあちこちに張ってあるのを見かけましたし、事前の公報にかなり力を入れてくださっていたようです。感謝。
おかげで開場と同時にたくさんの方に来ていただけました。今日は、同じ八戸市内ということで昨日の会場に来ていた子供たちも何人か来てくれました。そういった子は皆、最初に来たときにも本当に楽しそうにしていた子達ばかりです。おうちの人にねだってまた来てくれたのかなと思うとうれしいですね。

今回デイリリーののロゴ入りTシャツを作った際の余りがあったので、無地のTシャツにスタッフが絵を描いてお客さんにプレゼントしました。
開発さんが描いたせんべい汁のTシャツは、せんべい汁にゆかりのある方の手へ。それを着てB1グランプリに出るかもしれないそうです。
ちなみにせんべい汁は小麦粉で出来たせんべいを、きのこなどが入った汁に浮かべて食べる八戸の郷土料理です。僕も昨日いただきました。あっさりしてて美味しかったです。
僕は開発さんの顔を描きました。

written by 地主林太郎(Jinushi Rintaro)

2011年9月3日土曜日

9月3日









八戸消防署

今日は、八戸市内の消防署での展示でした。
早朝の町内放送では、デイリリーアートサーカスの案内が響き渡り、宿泊所近くのコンビニではチラシが貼られており、驚きました。
沢山の人達にデイリリーのことを広めて下さっているのを目の当たりにすると、本当に感謝の気持ちが湧いてきます。
天気は良好。
今日は現地のボランティアのスタッフの方々も加わり手伝って頂きました。
消防署は八戸市の中心部にあるので、街の様子も賑わいを感じます。
展示スペースは普段6台もの消防車がずらーっと並んでいる入口の車庫内。
見た目以上に広いスペースだったので、高橋さんの作品も殆ど展示できました。
入口から巨人の体がにゅーっと飛び出し、屋上にもピエロを置き、遠くからでも目を引く展示となりました。
消防署の日常風景とは似ても似つかない雰囲気に、期待度が一層高まります。

土日ということもあり、13時のスタートからお客さんが沢山来てくれて、ワークショップをしたり、ジャンケンの作品で遊ぶ子供達で溢れていました。
消防署前を通過する車から様子を伺う人も沢山いて、中には車から一瞬だけ降りて触りに来る人もいたくらい。

本日の大きなイベントは、消防署ならではの、はしご車からまきお君のパラシュートを落下させる試みです。
高さ15mまでスタッフとまきお君は上がり、子供達の掛け声と共に舞い降りたパラシュートは、風もほとんど吹いていなかったお陰で、ゆらゆらとキレイに落下していきました。
初めてはしご車に乗りましたが、とても安定感があって、全然怖くありませんでした。

消防隊員の方々によるイベントもありました。
その名も「ダッシュ119」。
隊員の制服を手作りで改造したレンジャー服の3人の隊員が子供達にも分かりやすい火災防止のパフォーマンスを繰り広げておりました。
とても凝ったコスチュームで、手作りだとは思えないクオリティでした。

17時に終了でしたが、観に来た子供達はまだ遊び足りない様子で、片付け時の巨人の空気抜きも手伝ってくれました。
本日のお天気は途中通り雨にも見舞われ、暑さや湿度もかなり高かったようですが、
みんなの汗を沢山かきながらも最後まで笑顔で楽しんでくれた様子に、とても嬉しく思いました。

9月2日














陸前高田小学校

朝6時に出発 現地の状況が判らないので
昼食用におにぎりなども人数分購入した。

木村君の車と長内さんの車、そしてデイリリーの車3台での
この旅最大の人数での移動。

盛岡から高速を使い100キロ近くの移動。セルフで給油

天気は生憎の雨模様でした。

アップダウンのある国道を進み、気仙地域に入ると道路沿いに がんばろう気仙、がんばろう岩手の文字が目立ち始める。

海岸沿いには仮設の中古車販売やトレーラーのお弁当屋などが現地のライフラインを早くから助けていたんだろうなと嬉しくなる。

しかし湾周辺地域に近づくと、景色は一変する。
平原かと思えた場所は撤去の進んだ住宅地なのです。
国道には数羽の海鳥が車に衝突して道端にころがっていた。

昔は住宅地で道路脇まで家があり鳥が群がるような場所ではなかったんだろう。

ナビの示すまま小学校の校庭を入ると体育館の壁は剥がれ、中には漁船用のブイが大量に置かれていた。
校舎の一階もほぼ壊滅状態。
こんな場所で小学生が授業をしているのかと思ったら、被災した中学校で、ここから少し上の小学校で現在は中学生も一緒に勉強していると聞き少し上に見た小学校に向かった。

それでも膝ぐらいまでは海水に浸かり、お借りしたパイプ椅子などが錆びていた。

教頭先生が「向こう側から津波が押し寄せ、まるで夢を見ているようで信じられませんでした」と指を指す場所は今も大型重機が稼働し、漁船が転がっていた。

しかし5ヶ月という時間は地面に青葉を生やし、表面的にその無惨さは消えつつあるものの、雄大な景色の中の住宅が全て押し流され、唯一この眺めを見ている小学校だけが残ってる事が奇跡的な事。
そして避難した全ての小学生が無事だと聞き本当に良かったと思う。

幸い小学校から上に住む方々は無事なようでした。

昼食の時に図書室から見る、殆ど人工物の無い景色を見ながら勉強をしなければならない小学生の事を考えました。
答えなんて出せそうにありません。

できる事ななら、傷跡の無い場所で勉強させてあげたいと思います。
先生だってそう思う方が多いと思います
いや、現実の中で学ぶ事も必要ですと考える方もいるかも知れません。

私はメンタルケアのプロではないので何が正かまったく判りません。

心理学の先生方などが、より良い方法を考え実践して頂けたらと思います。

僕にできる事は、さてアートなのか? それほどこの場所は生きる事や学ぶ事、生きている事、学べる事など
大きすぎる感情が揺さぶります。

日記を書きながらもそう思えます。
でも物作りの中ででしか僕にはできないし、考えられないので、良い作品を多くの人に見て欲しいと思います。
多くの子供に楽しんでもらい、喜んでもらい、考え込んだり、知ろうとしたりする そんな作品を運びたいと思います。

何なる?と 聞かれる事はこの旅ではありませんでした。
しかし 何なる? は繰り返し頭をよぎります。

昨日の被災後図書館のネットで調べて、参加して下さった方の話を書きましたが、多くの子供や人が今回のツアーで
体験し喜んでもらい、その中のほんの一部の方 数名だけにでも 必要とされたなら、それだけで良かったのだと思います。

アートの力は小さいでしょう しかし、だからと言って 何もしない訳には行かないと思いたいものです。

明らかな形で現れないし、芸術全てが、世の中にハッピーを与えるために作られものでもないのも事実です。

しかし、ここでは芸術全てを論じる必要はありません。

ただ 良いと思う作品を運び、高学年はじっと見る平面があり、低学年はかくれんぼする立体があり、園児は熱中できるレゴのワークショップ。

書けば書くほどに 色々異な事を書かなければなりそうです。
ここで書くのを辞めておきます。


昼食の時 先生が廊下で「昨日から給食が始まったんですよ」と教えてくれた。

ゆっくりと日常は戻っていっているようです。

カレーの匂いがしました。